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第一話 シェアハウスの恋人

第2章 朝食編〜玉森サイド


俺とはどうだろうか?
彼女は俺にはあまり積極的に話しを振らないような気もする。
でも、それは仕方が無い。だって俺がそうする様にしむけちゃったんだもの。
タマモリユウタ、ジンセイデサイダイノシッパイ。

宮っちが出て行ってすぐ、二階から人の気配がした。
いつものマイコは化粧気はないものの、爽やかな笑顔で「おはよ」と短めに挨拶をくれる。
その爽やかな瞬間のため、おとなしく椅子に座って待機…あれ?
見た事もない位、髪がボサボサの状態で目の前を通過していく彼女は、なんならお腹まで掻いている。
こいつ、俺が居ないと思ってるんだなぁ(笑)
こんなに油断してるマイコ、初めてみるかも。この半年、馴染んでいるように見せて実は意外と気ぃ張ってたのかもな。

俺に気づいたマイコは硬直している。
ダメだ、おもしろすぎてまた笑ってしまう。こんなにレアな状態なのに、またキミを直視出来ない。
だから俺は文明の利器に頼る事にした。ーカシャ。
本当は俺だけにとっておきたいけど、キミにこの空間はもっと居心地のいいものであって欲しいから、みんなにもこの姿を見せておくね(笑)

一度部屋に戻った彼女を待ちながら、朝食の準備。
今日の渉兄の朝食は焼き茄子だ。昨日、マイコが情報番組の秋茄子特集みて、茄子好きって言ってたもんな。ホント、朝からよくやりますよねー。
仕上げにみそ汁をあっためていると、「いつも」のマイコが降りてきた。
「…おはよ」
いつもと同じ短めの挨拶。いつもと違うのは、居心地悪そうにややうつむきガチな顔の角度。
そんな状態でこっち見んな、上目遣いになるから。ヤベ、またニヤける。
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