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最近、私の周りにバレー部員が多い

第2章 練習試合をします。


少しの沈黙の後に菅原先輩の口が開く。

「…嫉妬と自己嫌悪。勿論言った言葉も本当だけどさ、…大地と旭…それに遊衣達と一緒に一分一秒たりと余す事なくコートに立っていたいのも事実なんだべ」

あの頂上まで行こうと誓った日。今はあのへなちょこエースは鳥野の守護神といないけれど。

「行きたい、俺が…トスを上げたい」

遊衣はそこまで聞いてそうですね、と呟いてから

「良かったです。貴方は天使みたいですけどやっぱり人間です。」
「また遊衣は…俺のどこが天使?」
「その自覚が無い辺りが、です。でも良かった…あのまま昼間の言葉だけなら聖人一歩手前レベルでしたし、IHは期待してます。」
「それだけ?」
「…嫉妬の理由も理解しました。そうゆうのは潔子先輩で良いです」

何だこれ、良い年した(精神年齢+今の年齢)に先輩頑張って(はーと)って応援して欲しいのか??
ちょと…想像して先に私の精神的な何かが嫌だと挫けていく…。駄目だこれは犯罪臭がする。
うんうん考えてる間菅原先輩は笑顔で待ってくれてる。
あ、やっぱりこの人は天使で人間だった。天使だったら引くよ、珍しいほど笑顔だよ。

「…じゃあ、賭けをしましょうよ菅原先輩。もしIHで全国いけたら…名前呼びに変更です」
「!!」

菅原先輩と大地先輩には話した皆を名前では呼ばない理由…ゲームで言うと効果は抜群だ!ぐらいは効いてるみたいで、大袈裟ですよって言っても驚いた表情を隠しきれない。

「本当に?」
「二言は無いです。…これで頑張って全国行けます?」
「…言われなくても、立ってみせる」
「ははっ…!菅原先輩頼もしい!あ、そういえば見えない様に肉まんを一つ頂いたんで食べます?」
「おぉ、ありがとな。…なぁ、遊衣」
「?」
「俺は…いや、違うべ…俺達は「おーい!!何時まで話してんだスガ!遊衣!そろそろ帰るぞ!」…時間切れか」

大地先輩が良い加減に私達に声を掛けて来た。随分話して日は落ち込んで微かに星が見える。

「残念、また今度です…菅原先輩」
「随分話し込んでたな…。何かあったのか?」
「賭けをしてるんですよ。悪い意味では無いですけど、内容は二人だけの内緒話です。」
「え?遊衣…?」
「お返しです!質問攻め頑張って!」

…でも、本当に理不尽な賭けはどっちだろ?菅原先輩。
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