第2章 練習試合をします。
あぁ、やっぱり嫌な予感がするんでブザー買って…あ。
音は…!そうだ、影山君の元気な声を入れてみよう。効果はあるかな?
「影山君、今大丈夫?」
「あ、はい。何ですか?」
「今後の為の虫除けに影山君の声をブザーに登録したいんだけど…良いかな?」
「虫?…苦手なんすか?」
「うん!中々に大っきくて手強いけど影山君の声なら逃げてくれるかな?って」
「なんて言えば良いんですか?」
「日向君に言ってる気合いの入った声で叫んでくれたら録音するよ」
「分かりました!」
「せーの!」
「ボケェ!」
「うん!大丈夫だね。…ありがとう影山君!」
頭を撫でてあげたいけど届かないから抱きつくと影山君は石像みたく固まった。あ、しまった。
これには流石に菅原先輩に女の子でしょ!と怒られて暫く影山君にも逃げられたので、流石に反省しました。
「にしても何で影山なんだ?」
「彼の声が一番嫌がられるので対策様にと思って」
「それって人?動物?」
「人でイケメンです」
「…そっか。まぁ、何かあったらちゃんとこっちに逃げて来るんだぞ?守ってあげるから」
「はい!セコム主将‼」
「…はぁ。…?おい、スガ?どうしたんだ?」
「………何でも無いべ。」
部活も終わってからは大地先輩の奢りで肉まんを食べに行かないかと誘われたので着いて行く。肉まんを食べたいけど菅原先輩の様子も気になるので皆が食べてる中で話し掛ける。
「菅原先輩。素直に聞きますけど昼間はなんで黙ってたんです?」
まさかこれ程ストレートに聞かれるなんてと言った感じで驚いた先輩の隣に立つ。
「前々から思ってたけど遊衣は結構強引だべ」
「今は攻めるべきだと思いまして、しかも私が原因なら尚更です。…話せませんか?」
「…いや、話すよ。…情けない話だけどな」