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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第20章 第二十章


貴女side

貴女「征君…」
赤「敗因は僕の今のゴールだ全責任を負って速やかに退部する。
…そして罪を償う証として両目をくり抜いてお前達に差し出そう」
部員「「「!?」」」
根「何言ってんだよ赤司!そこまですることねえだろ!」
赤「負けたらの話だ勝てば問題ない
心配などしていない
なぜなら僕は確信している
お前達がいて負けるはずがない」

貴女「征君…ごめん。私も浮かれてた…本気で行くよ…!」
頭の中で情報を整理、ゲームプランの構成。
今までの情報を合わせ…もう出来た
真ちゃんはこの試合でボールに触れることはもうない。

貴女「シュートモーションに入ってるけれどたやすく止められるんだから」
バシッ
征君はパスをカットする。

貴女「真ちゃんは左利きだから左からじゃないとパスが出来ない。
それにシュートモーションはいつも同じだということ
だからこのシュートはたやすく止められる。征君も分かったみたいだね。…フォーメンションも私が予測した通りだよ。それに試合の終盤か…もう終わりだよ。真ちゃん」
緑「赤司ぃぃ!!」
食らいついて行く真ちゃん。でもね…

赤「改めて敬意を表する真太郎…そして秀徳高校
最後まで誰一人闘志を失わなかった…」

赤/貴女「だが/だけど/届かない/よ」眠れ歴戦の王よ」



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