第17章 第十七章
赤司side
第一クォーターは海常が攻め、点数もリードしてる。
点差はそれほど聞いてない。
美歌の想定内だ。
美歌も僕も余裕の表情を浮かべる。
この状況も予測していた。
だから対処法もキチンと用意してある。
そうして第一クォーターは終了
指示を出す必要はない。
もうこれからどうすればいいか分かっているからだ。
第二クォーター
第二クォーターは私達洛山が攻めていく。
点差は一気に縮まり同点から洛山がリードする。
貴女「やっぱり♪」
やはりな、僕のコピーをするつもりか。
は「完全に動きを封じるなら“天帝の眼”(エンペラーアイ)を使えば出来る」と言っていたが…
もう少し様子を見よう。だが待つつもりはない。
赤「涼太、そうたやすくコピーなどさせない」とドリブルをつく僕。
黄「赤司っち…」
赤「宣言しよう。大輝のときとは違い、この試合僕のコピーは出来ない。」
黄「やってみないと分からないッス!」
赤「いや無理だ。涼太だって薄々分かっているのだろう?コピーをするのは難しいと。何故ならが居るからだ。」
黄「そうッスよ…だけどやるッス!」
涼太は一つ深呼吸をし…“始めた”
赤「やるのか」
黄「やるッス!」
貴女「させないよ涼君♪
“私”が居るんだから、そんな簡単にコピーをさせるわけないじゃない。
さぁ始めましょう。
私の描いた物語(ストーリー)を
涼君、私の“情報”という名の罠に引っかかってね♪(クスッ」と私は笑った。
貴女「残念ながら涼太お前はもうの罠に引っかかっている。
この時点で海常(涼太達)の負けが確定している。」
黄「そんなの関係ないッス!そんな罠切り開けて見せるッス!!」
赤「無理だな」
その後タイムアウトなどを取って作戦を変えてきたが意味がない。
全て打ち砕いた。
そうして攻防が続き勝ったのは…
私達“洛山”