第17章 第十七章

赤司side
食堂
貴女「おはようございます」
実「おはよちゃん。征ちゃん」
葉「赤司ぃ！おはよー！」
朝からテンションが高い小太郎。僕は流石に無理だ…

赤「さぁ食事にしよう」
貴女「バイキング！」
根「肉！」
赤「二人とも栄養バランスを考えて食べろ」
この二人はがっつくつもりだ。こう言って釘でも刺しておかないとどこまで食べるか分からないからな。

食事後
貴女「ごちそうさまー！」
赤「ごちそうさま」
朝食を済ませた後、各自部屋に戻り会場に向かう用意をした。
赤「準備は出来たかい？」
貴女「うん」
赤「では行こう」


今日は海常と試合
涼太がいるところ。データはもうもらって目を通してある。
もう勝った。
勝利は“約束”された。

赤「行くよ」
貴女「うん」

控え室
今みんなは昨日渡したプランの確認とデータに目を通している。
貴女「もうすぐだね」
赤「そうだな」
葉「～」
貴女「はい何でしょうか？葉山先輩」
葉「タオルやドリンクとかの用意は出来た？」
貴女「はい問題ありません」
赤「小太郎少し静かにしていろ」
根「……」
根武也先輩は珍しく静か。

赤「時間だ。行こう」
そう言って征君はジャージを羽織った。

貴女side
コート
観客「きゃー黄瀬君！手を振り返す涼君。
笠手ぇとか振んな！試合に集中しろ！」バシ！
黄「痛いッス！シバかないで下さいッス！」
笠「うっせ！」
黄「すいませんッス！」

貴女「涼君か…」合宿以来会ってなかったな。
ユニフォームになりバッシュのヒモを結びなおす征君達。

審判「両チーム整列！礼！」
選手「「「「お願いします！！！」」」」
征君頑張って…！