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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第8章 第八章


貴女side
黒「ボクはもう昔みたいに弱くはないですよ。あなたの行動一つでボクは変わってしまいませんよ
だってこうしてちゃんといっしょに居れてるじゃないですか。
もし前みたいに弱かったらボクは正気でいれませんでしたよ。
今こうして一緒に居れるのがその証拠です」
でも…それでも…テツヤは苦しんでる分かる。
今まで苦しんでいたよく分かる。

でもテツヤは強くなってる。
だからこの苦しさにも耐えられていたんだと思う。

黒「ボクはもう大丈夫です。強くなりました。」
貴女「分かるよ。でも…」
黒「大丈夫です。気にしないで下さい」
とテツヤが言うと私は頷いた。
黒「さっ帰りましょう」
貴女「うん」
それから泣き疲れては寝てしまった。

…旅館
黒「赤司君」この声…テツヤ…
赤「テツヤか、はどうした」征君?
黒「少し訳アリで寝ています」
赤「テツヤ、泣いた後があるがを泣かしたのか」
黒「違います。昔の、帝光中時代の話をしていただけです。」

赤「何故泣く必要がある。理由を話せ」
黒「言えませんと言ったら?」
赤「強引にでも言わせる」
黒「言いません」

赤「そうか。ならこうするまでだ」
ハサミを大きく振り上げ
「だめぇぇぇ!!!!」と大きな声を出した。
「!!」
テツヤの喉元スレスレでハサミを止めた。
二人とも驚いてる。

黒「さん…!」
貴女「元チームメイトを殺そうとしたんだね、征君の馬鹿。テツヤと話してた話は口が裂けても言わない。殺してくれたって構わない。それだけ言いたくないの…」
赤「…分かった」

ごめんね。征君。
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