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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第8章 第八章


貴女side

テツヤごめんね。

貴女「征君、少しテツヤと話しをさせて」
赤「分かった」
貴女「テツヤいい?」
黒「えぇ」
貴女「じゃあ」
私はテツヤと一緒に外へ出た。

黒「話…とは?」
貴女「テツヤ…ごめんね。」私は謝らないといけない。
黒「え?」
貴女「中学のとき「大丈夫、私はちゃんとここにいるよ。テツヤから離れたりしないから…ね?」って言ったでしょ?」

黒「はい」
貴女「約束守れなくて…ごめんね。離れちゃってごめん」涙をこぼす。私は嘘をついてしまった。
テツヤは、とても繊細で寂しがり屋で私の行動一つで彼は変わってしまうって知ってるのに…
きっと今までテツヤが苦しんできた。今こうしてちゃんと話してるのが不思議なくらいだ。
本当ならテツヤは壊れていたかもしれない。なのに…
テツヤは…強いね…。

黒「いいんです。あなたは赤司君を選んだ。ただそれだけです。」
テツヤそんな優しい表情で。
貴女「でも!」
黒「いいんです」ぎゅっテツヤを抱き締める。
貴女「テツヤ…ごめんね。ごめんね。」

赤司side
赤「遅い…」
少ししか時間が経過していないのに何時間も待たされている気分だ。
今どんな話をしている。
僕には言えない話か?
確かに僕には話せない話もあると思うが…
分かっているのだが…

私side
黒「大丈夫ですか?」と抱き締め、あやしてくれながらテツヤは言った。
黒「…気に病むことはありません。ずっと一緒にいれるわけないじゃないですか。
ずっと一緒にいれるなら苦労しませんよ」
テツヤあなたは優しいね。

貴女「…でもテツヤは、とても繊細で寂しがり屋で私の行動一つでテツヤは変わってしまう!
私はそれを知ってるの!」

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