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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第8章 第八章


貴女side
私は席に行く。あれ?征君来ない
貴女「征君食べようっ!」
赤「すまない。昼はテツヤと食べる。テツヤいいか?」
黒「構いませんよ」
貴女「え~ケチ!」
赤「ごめんな」

貴女「もー征君のケチ」
相「あらあら」
貴女「あっ誠凛さんの」
相「そう。相田リコよろしく」
貴女「よろしくお願いします。えっと何て呼べば」
相「リコで」
貴女「…流石に呼び捨ては駄目なので、リコさんで」
相「いいわよ。って彼氏さんは?」
貴女「テツヤと食べてます」

相「そっか、ねぇ何で洛山に入ったの?やっぱり赤司君?」
貴女「はいサポートしたくて…」
相「いい彼女さんじゃない」
貴女「そんな事無いです。」
相「そうかしら?」
貴女「私はいっつも征君に助けられてばっかなんです。
迷子になってもすぐ見つけてくれて。泣いてたらあやしてくれて」

相「そっか幼馴染?」
貴女「はい」
相「幼馴染かぁいいわね。ってそうだ!ねぇ“キセキの世代”って強い?」

貴女「はい。強いです」
相「そうか…あのね昨日の練習試合。第二クォーターから空気っていうかなんか違和感しなかった?」
貴女「えっ?別にしませんでしたけど…」
まさか私じゃないよね?
相「勘違いかしら?」
貴女「でしょうね」

貴女「あの…誠凛って新設校何ですよね」
相「えぇ結構校舎綺麗よ」
貴女「いいなぁ。私立か…行ってみたいなぁ」
相「来て来て文化祭とか」
貴女「でも私京都なんで、だから行けないです。
ただでさえ高校に入ってから一回も実家に帰ってないくらいですから」

相「今は?」
貴女「今はマンションで征君と」
相「えっ嘘同棲じゃない!」
貴女「同棲ってそんな…ただ寮が埋まっちゃって一緒に住んでるだけで」
相「同棲よ!!」
貴女「大声で言わないで下さい…恥ずかしいです…」

相「じゃあ家賃とかも半分ずつ?」
貴女「はい。そこは色々とやりくりしてます。でも困ったことが…」
相「困ったこと?」
貴女「たまに一人で寝るんですけど」
相(たまに?)

貴女「そのときに征君が布団に入ってきて…」
相「ちょっと待って“たまに”っていつも一緒に寝てるの?」

貴女「そうですよ」
相「えぇ!?一緒にぃ!?」
貴女「だって慣れてますし」
相「慣れてるの問題じゃないわ!!その年で男女が一緒に寝ること自体が問題よ!!!」
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