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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第8章 第八章



貴女side
貴女「子供扱いしないでよ…」と私は頬を膨らませる。
赤「子供だろ?二十歳になってないから」
貴女「そうですよーだ」
赤「はい。もういいよ。どうする?
今からご飯だけど髪くくる?邪魔にならない?」
貴女「あっそー言えばどうしよ…くくろっかな?」
赤「僕がくくろう何がいい?」
貴女「ポニーテール」
赤「好きだなぁ」
貴女「うん」

赤「よし、いいよ」
貴女「ありがと!食堂行こうか」
赤「うん!」

…食堂
貴女「えっとーどうしよっかなぁ」
赤「これとこれと…」
貴女「あー!!!ちょっと征君!」
赤「どうした?」
貴女「どうしたじゃないよ!なんでバイキングなのに私のお皿に嫌いなものいれるの!」
赤「栄養が偏るのは良くない」

黒「どうしたんですか?」
貴女「テツヤ!聞いてよ聞いてよ!征君が好きなもの食べさせてくれないの!!」
赤「食べてるだろ?」
貴女「じゃあなんでキュウリいれるの!トマトいれるの!嫌いって知ってるでしょ!
キュウリはともかくトマトは絶対嫌!!」全力で拒否するんだから!今日は折れないよ!

貴女「征君おわん貸して!」こうなったら…
赤「あっあぁ」おわんをもらい。味噌汁が置いてあるブースに行き…味噌汁を入れて帰ってくる。
貴女「はいどーぞ征君♪」
わかめ大量!汁なんてほとんど入ってない。

赤「!!!卑怯だぞ!!僕が海藻類嫌いだってことを知っていて入れるんだろう!!」
貴女「そだよ。わかめは体にいいからねぇ」
赤「う…」
征君が!あの征君が弱気になってる!!やった!
赤「…分かったトマトとキュウリ抜いていいぞ僕のお皿に入れてくれ」
貴女「やった!!」
赤「僕もわかめを…「何言ってるの?いっつも嫌いなものを食べない征君。
私が味噌汁作ってもわかめ食べないし、豆腐ばっか。もう今度からお味噌汁豆腐なしにしよっかなぁ?
私わかめ好きだし別にいいよ。わかめ“だけ”でもね。」

赤「!!!!それだけは止めてくれ!!豆腐!」
湯豆腐じゃないのに好きなんだね。本当に豆腐好きだね。
貴女「分かった?征君?今日は絶対食べて!いつも食べない分!」
征君今にも死にそうな顔してる…今日はいつもされてる分仕返しするんだから!
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