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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第6章 第六章


貴女side
外(旅館近くのベンチ)
貴女「少し冷えたね。ちょっと寒いなぁ部屋戻って羽織もってこればよかった…」
するとテツヤは自分が着ているジャージを脱ぎ私にかけてくれた。誠凛高校のジャージだテツヤの匂いがする。因みに私は臭いフェチじゃないよ。

貴女「いいの?」
黒「ええ。それに寒がりでしょう?」
貴女「何で知ってるの?皆には言ったことないよ」
黒「ボクの趣味は人間観察ですよ?見ていて分かります。冬のときはみんなより厚着していたの知ってますよ」
貴女「ありがと(ニコ」
黒「//////」

黒「ボクのこと嫌いなんじゃないんですか?」
貴女「嫌いだった。でも今はそこまで嫌いじゃない」
黒「そうですか。良かったです」と言い上を見上げる。
貴女「星が綺麗…」
黒「そうですね。さん…ボクはまだ好きです。大好きです」
貴女「//////」

黒「中学のときからボクの気持ちは今でも変わってません。」と真剣な表情で。
貴女「でも、私は「分かってます。それでも諦められないんです」…テツヤ」
黒「好きです。大好きです。ずっとずっと…」
ぎゅ。テツヤは涙を流してる。
きっと隠すためにこうして抱きついているんだと思う。
まだ、私のことを思っていてくれてる。なのに私はこのテツヤの思いに応えられない。
今の私に出来るのは「ごめんね」と言って抱きしめること。

貴女「テツヤ…ごめんね」
私が嫌っているテツヤはこんなに可愛いんだね。
抱きしめて頭を撫でる。
征君今だけ許してね。
こうしないときっと…テツヤがもっと苦しんで、壊れちゃうから…。

黒「好きです…大好きです。大好きです。」
貴女「ありがとう。テツヤ」
やっぱりテツヤは、とても繊細で寂しがり屋で私の行動一つで彼は変わってしまうんだ…。
きっと今テツヤから離れると本当にテツヤが壊れちゃう。
どうしてか分からないけど分かるの。

貴女「じゃあ帰ろうか」
黒「はい」

私達は昔の話や高校の話をしながら旅館に帰った。

部屋
貴女「ただいまー」そーっと荷物を置いた。
貴女 「あっジャージ返すの忘れてた。今一緒に戻ってきたしまだ起きてるよね?」
テツヤのいる部屋に行く、確かここら辺だよね。表札を見れば。

“誠凛高校【日向順平】【伊月俊】”
“誠凛高校【相田リコ】”
“誠凛高校【火神大我】【黒子テツヤ】”
貴女「あった!」

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