• テキストサイズ

あの頃には戻れないそして交わらない私達

第24章 第二十四章


貴女side
次の日
貴女「一軍昇格おめでとう」
部員「ありがとうございます」
貴女「じゃあね」
部員「はい」
私の予想通り彼は一軍に上がってきた。だけど敦君が何か色々言ってその後退部した。
貴女「なぁんだ。それだけの器だったんだ」

桃「…今…何て」
貴女「だからそれだけの器だったんだって言ったの」
桃「!?…」
さつきが悲しそうな表情を浮かべてる。どうして?

緑「どうしたのだよ桃井」
桃「ミドリン…が…」
緑「がどうかしたか?」
桃「が…この前退部した男の子のことを…“それだけの器だったんだ”って言ったの」
緑「!」

貴女「でも実際そうじゃない?心の底からバスケが好きなら、“むっくん”に散々言われても退部なんてしない。
だって“テツヤ”は散々言われてるけど退部してないもの」
桃「今、むっくんってテツヤって…」
貴女「え?“むっくん”とか“テツヤ”って呼んじゃダメなの?」
桃「いや多分いいと思うけれど」
二人とも動揺している。私何かしたっけ?

貴女「あっそうだ。真ちゃん、明日のラッキーアイテム射手座なぁに?」
緑/桃「「!!!」」
桃「今“真ちゃん”って…」
貴女「どうしたの?私何かヘンなこと言った?」
桃「どうしたの?いきなりみんなの呼び方が変わってるよ…」
貴女「そう?えっとー“むっくん”“真ちゃん”“涼君”“ガングロ”“テツヤ”でしょ?」
桃「違う…私と赤司君以外全然違う…どうしたの?熱でもあるの?」
と言って私の額に手を当てる。
貴女「熱なんてないよー」
緑(赤司に続いて今度はも…)

貴女「あっ征君待たせてるんだった!じゃあまた明日!さつき!真ちゃん!」
桃「あっうん!」

/ 172ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp