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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第23章 第二十三章


貴女side
私達は優勝以外許されない。
みんなそれを期待し、もし負ければ非難の的
負けは論外苦戦もダメ
最強だからこそのしかかる
絶対に負けられないプレッシャーは想像を絶する…

私も何だか緊張してきた…

桃「?」
貴女「あっいや…何でも」
桃「何でもじゃないよ。手震えてるよ?緊張してるの?」
貴女「馬鹿だよね選手でもないのに緊張するなんて…」
桃「それだけ真剣だということだよ。私達も戦ってるんだから」
そう言い私の手を優しく握ってくれた。

**********
ピーッ
貴女「始まった」
ボールを持つ征君は近くにいた真太郎君にパスをする…
涼太君にも出せたけどここは慎重に真太郎君に回したんだ。
シュートをした真太郎君。でも珍しくリングに当てて入ったやっぱりみんな緊張してるんだ…

その後私達帝光は思い切りの良さはやや欠けるも
征君の慎重なゲームメイクで試合を進め
及第点の内容ながら順当に勝利を収めた

そして続くリーグ戦第二試合
主力の二年生を早めに温存虹村先輩、三年の先輩方も同様プレッシャーは感じつつもキャリアを征君同様慎重な試合運びで得点を重ねていった。

ビーー
試合終了
私達帝光中はリーグ戦全勝
決勝トーナメント進出を決めた。

紫「なんかつかれたーもー」
黄「ホントッスね」
黒「ボクも試合出てないのにつかれました」
なんかその気持ちわかるなー私も一息つきたい気分かも

?「おーい青峰」
青「おお久しぶり!元気してたかよ?」
誰だろ…大輝君に話しかけてる人…
黒「知り合いですか?」
桃「あ あの人は…上崎中の井上さん青峰君と同じPFで去年やったときはすごいいい勝負だったんだよ」

貴女「へぇー」
そんなにいい勝負だったんだ…見てみたかったなー
桃「青峰君と一対一であそこまで競(せ)ったのはあの人ぐらいかも…リーグ戦ももちろんかったはず…あ!
ってことは…明日の決勝トーナメント一回戦は井上君のいる上崎中だよ!」
黒「!」

そうなんだーなら…話が早いさつきは去年のデータがある私はないから最近の記録を見て情報収集先にやっておこうっと…

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