第23章 第二十三章
貴女side
アナウンス『それではこれより全国中学校バスケットボール大会を開催します』
始まった…私が一軍マネージャーになってから初めての全中。今まで精一杯サポートしてきたこの大会も勝ち抜いていくためにも私は全力で征君達をサポートする。
それが私のバスケだから…
紫「はーおなかへったー早くおやつ食べたいー」
貴女「もう!?さっき食べてなかったっけ?」
相変わらずすごいなー
緑「まだ開会式が終わっただけなのだよ」
黄「え?」
記者1「インタビューよろしいですか?今年のチームの仕上がりは…」
記者2「連覇に向けて一言お願いします」
凄い記者の人…一気に囲まれてる…レギュラーメンバーも征君はすごいなー淡々と答えてる。
そういえば虹村先輩は去年結構テンパったって言ってたような…
桃「うわー今年は特にすごいね」
黒「そうなんですか?」
桃「テツ君も気をつけてね!」
記者「キミがうわさの美人マネージャーだね!?ちょっと話を…」
桃「え!?私っ!?」
黒「……」
流石幻のシックスマン気づかれてない…
記者「キミもいいかなっ!キミが赤司征十郎君の幼馴染の…」
貴女「わっ私も!?」
あれから数分…質問攻めをされ…
貴女「…疲れた」
もうぐったり…辛い…
赤「お疲れ様。早速だけど移動するよ」
貴女「え…」
赤「荷物は持つよ」
貴女「いいよ!自分のは自分で持つからっ!」
と言ったけど征君は聞き入れてくれるわけもなく私の荷物を持って先に歩いて行った…
貴女「相変わらず強引なんだから…征君の馬鹿…」