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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第23章 第二十三章


貴女side
赤「お待たせ」
貴女「征君お疲れ様」
赤「ありがとう」
貴女「じゃあ帰ろ!」
赤「あぁ、でもその前に…緑間」

緑「あぁ、全く最近どこで練習しているのだよ。」
貴女「?どうしたの?いきなり」

緑「青峰なのだよ、もうすぐで居残りの練習時間が終わる。なのにアイツは帰る用意をしていないのだよ。
だからアイツは駄目なのだよ」
と眼鏡のブリッジを上げる。

貴女「まあまあそんな事言わずに、ね?」それだけバスケが好きってことだよ。だからもっともっと…練習すれば…そうすれば…

赤「探しに行くか」と探しに行く私達。
緑「……」
紫「このポテチもうちょっと辛くてもいいと思うんだけどなー」
貴女「紫原君!ポテチちょーだい」
紫「いーよー」
貴女「ありがと!」
赤「二軍の体育館にいないということは三軍の体育館か?とりあえず行くぞ」
貴女「うん!ってあっ!教室に忘れ物しちゃった先行ってて!」

私はそれから教室に戻り忘れ物を取りに行った後。二軍の体育館へでもいなかった。だから三軍の使っている第四体育館へ
紫原君と征君だけいなかった。第四体育館の外で待っていた。

貴女「緑間君!征君は?」
緑「先に帰るように言われたのだよ」
貴女「じゃあ何で真太郎君はいるの?」
緑「気になるからだ。紫原は帰ったが」
貴女「よく分からないけど私もいる!」
緑「そうか」
耳を澄ましてみる。何か話してるみたい。
貴女「あっ話が聞こえる。この声は黒子君?」
ガラッ

数十分後
貴女「お帰り征君」
赤「ただいま、二人とも聞いていたのか」
貴女「私は途中から」
緑「お前が一目置いた奴がどんなものか気になったのだよ。だがやはりオレにはとても信じられん
ほんきであんな奴が化けると思っているのか?」

赤「…さぁね
可能性は感じたが会ったばかりの他人だ
あれこれ世話をする義理はないね」
緑「……」

赤「オレは糸を垂らしただけだよ
それを登ってこれるかどうかは彼しだいさ」
貴女「クスッどうなるのかな?」
赤「は分かっているんじゃないかい?直感で」
貴女「まさか…黒子君が絶対に一軍に上がって来れるなんて予言できないよ。私は超能力者でもなんでもないんだから」
緑「……」
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