第8章 誕生日 11/8ver.《降旗光樹》
(やば… 緊張する……)
真由美に覆い被さったのは良いものの、どうやって進めていけば良いか分からない。
俺は必死で“ソッチ系”の本やDVDで培った知識を思い出しながら、恐る恐る真由美の服の中へと手を滑り込ませた。
「…っ……、ん」
ブラの上から胸を揉むとビクンと小さく震える真由美の体。
「コレ、取っても良い……?」
「うん…っ」
真由美の了承を得てから、俺は片手を背中の方へ回しブラの金具の所に手をかけるけどなかなか外れない。
手こずっていると、真由美が「私がやる…」と自分で外してくれた。
(カッコワリーな、俺……)
「初めてなんだから、仕方ないよ…?」
シュンとしている俺を慰めるように真由美が微笑んでくれて、呆れられてなくて良かったと安心した。
もう一度服の中へ手を突っ込んで、今度は直接胸を揉む。
初めて女の人の胸を揉んだ感想は、とにかく柔らかいだった。
ずっと揉んでたいって思うぐらい心地良い感触。
「は…っ、……ん」
だんだんと息が荒くなる真由美に釣られて俺も息が上がっていく。