第4章 誕生日 10/23ver.《伊月俊》
そして胸を揉んでいた手を真由美の下腹部へおろしていき、ショーツの上から秘部を撫でた。
(良かった…。ちゃんと濡れてくれてる…)
ソコは僅かだけど湿り気を帯びていて、不安だった俺を安心させた。
「感じてくれてるみたいで、良かった…」
微笑みながらそう言えば、真由美は恥ずかしそうに顔を逸らす。
「下着、脱がすよ……?」
逸らしたままの顔が小さく頷いたのを確認して、俺は真由美のショーツを脱がせていった。
それから直に秘部に触れる。
どれぐらい濡れているのかが普通なんて分からないけど、とりあえずこのまま行為を続けても大丈夫みたいだ。
「指入れるから、痛かったら言って…?」
「うん…っ、あ……んんっ」
ゆっくりと1本の指をナカへと進める。
真由美は異物感からなのか、はたまた恐怖感からなのか、眉を顰めていて、その姿に心苦しくなる。
「っ…、大丈夫か…?」
「うん、思ってたより全然平気…っ」
〝思ってたより〟ということは、多少は痛いんだろうに、俺に心配させないよう彼女は笑う。
「無理するなよ…?」
「本当に大丈夫だから」
「分かった…」
俺はチュと彼女の瞼にキスを落とし、ナカへ入れている指を慎重に動かしていく。