第4章 誕生日 10/23ver.《伊月俊》
「私達、もうすぐ付き合って1年だよ…?なのに、俊君全然… その…シてくれないから…っ。私に魅力ないのかな、って……っ」
「そんな訳ないだろ!真由美とこうやって触れ合ったりキスをする度、何度も抱きたいと思ったさ!…けど、俺も初めてだからきっと上手くできないし、真由美を傷つけるかもしれないって思ったら、情けないけど怖くて…」
「俊君…っ!私もね、全く怖くないといえば嘘になるけど…、俊君なら平気だよ?それよりも、俊君と一つになりたいっていう気持ちの方が大きいの…っ」
「真由美…っ!俺も…、俺も真由美と一つになりたい……っ!」
「うん…っ」
お互いの気持ちを確認した俺たちはもう一度キスを交わし、俺はゆっくりと彼女をベッドへ押し倒した。
「初めてだし上手くできないと思う。…けど、優しくするから……」
「うん…」
「真由美、好きだ…」
「私も俊君のこと大好き…」
真由美のその言葉を合図に、俺は彼女へ覆い被さり、再び深いキスを交わしながら、真由美の服を丁寧に脱がしていき、自分の服も脱いでいく。
ブラを上手く外せなくて恥ずかしかったけど、真由美は「大丈夫だよ」と自分から外してくれた。
「綺麗だ……」
ショーツしか纏っていない真由美。
初めて見る彼女の裸につい見惚れてしまう。