第9章 誕生日 11/11ver.《宮地清志》
清志は手を下腹部の方へおろしていき、ルームウェアのズボンの中に手を入れてショーツの上から秘部をなぞった。
「……濡れすぎ」
ニヤリと笑う清志に私は涙目で「うっさい……っ」と返すのが精一杯で。
「邪魔、だな」
清志はズボンとショーツを一気に私の足から引き抜いた。
恥ずかし過ぎて足を固く閉じていたけど、現役バスケ部の毎日鍛えている筋力に勝てる訳がなくて、清志の手によって足を大きく開かされた。
「見ないで、ぇ……っ」
「それは無理」
秘部を隠そうとする手を清志は今度は私のお臍の辺りで固定する。
それから秘部の方へ顔を近付ける清志。
私はその行動にビックリして、固定された手を無理やり動かして清志の頭を押し返した。
「おい、」
「な、に… しようとしてんの」
「ココ、舐めようとしてる。つか言わせんな」
「っ…!無理!無理無理無理!」
「何、お前舐められたことねぇの?」
「ないよ、そんなの……っ!!」
ムキになって大きな声を上げる私に、清志は悪戯そうな笑みを返した。
「へぇ…、じゃあ俺が初めてだな」