第9章 誕生日 11/11ver.《宮地清志》
「何言ってん、の……!」
「褒めてんだけど?」
「どこが…、っ……んっ」
清志の手が胸を下から持ち上げるように揉んで、人差し指の腹で先端をクリクリと弄る。
声が出そうになるのを必死で堪えて下唇を噛んだ。
「……オイ、唇噛むな。切れんぞ」
「だって、ぇ……っ」
「……ったく」
そう言うと清志は私にキスをして、さっきと同じように舌を絡めてくる。
その間も手は休まることなく胸を弄ってて、キスの合間に私のくぐもった声が漏れた。
「ふっ……、んぅ…、ぁ、やぁ…っ」
「んっ……」
息も絶え絶えになってきた頃、やっと清志は唇を解放してくれて顔を胸の方へ移動させた。
「あっ…、やだ…ぁ、清志ぃ…っ」
胸の膨らみに舌を這わせて先端を口に含まれると、より一層甘ったるい声が出た。
清志は反応を楽しむように時折私の方を挑戦的な目で見てきて、その度私は羞恥でどうにかなりそうだった。
「んぁ…っ、やぁ……っ!」
「っ……お前の声、マジでやべぇな」
清志も頬を上気させていて興奮しているのが分かる。
少し苦しそうに歪めた清志の顔を見ると、下半身がキュンと熱くなった。