• テキストサイズ

一輪の花

第6章 act5








「もう後悔しているあんたは見たくない」



最後にペンギンはそう告げて部屋を去った。







一人になってから、ローはゆっくりと目を瞑る。


瞼の向こうにはの無垢な笑顔が思い浮かぶはずなのに、さっき見た泣き顔がそれを邪魔する。



ローは立ち上がった。

辺りはもう日が落ちて来ている。

探し出せるだろうか。




会って抱き締めたい。




ローは走り出す。















ふう…。
後は女の返事次第だな。


確かあそこが空部屋だったはず。


ベポにでも掃除させておくか。







ペンギンは夕焼け空を仰ぎながら一人そんな事を考えていた。
/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp