• テキストサイズ

我らは暗殺隊とんこつ団!

第2章 非日常の始まり


「――は?」



突然、横から女の人の声がした。

それは僕の独り言ではなく、完全に第三者の声。
びっくりして反射的に横を振り向く。


まず視界に映ったのは、真っ赤なトマト……



……ではなく、リンゴだった。


わけもわからずそこから目線を上にずらす。




そこには、さっきまで誰もいなかったはずの場所に人が二人立っていた。



「うわっ!!」



驚き立ち上がる。

用水路の縁に座ってたことを忘れていて、つい落ちそうになってしまったが、なんとか体制を立て直す。
「ちっ、惜しい」という声が二人組の後ろ方の人から聞こえたのは気のせいだろう。
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp