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【★ハイキュー!!★】短編集

第74章 【岩泉 一】私の言う事は・・・?


「じゃぁ、私の言う事は~?」

「「・・・ぜったーい…」」

案の定、一番ハイスコアを出したのはひろかだった。

「とりあえず、今日は特に思いつかないので、思いついた時にお願い事します。皆さんよろしくお願いしま~す」

るんるんとスキップしながらシューズをフロントに返しに行くひろかを見て、及川達は肩を落とす。





駅までの道をずらずらと歩く。
ひろかは先ほど岩泉に取ってもらった飴を眺めながら、鼻歌を歌っている。

「岩泉先輩?私、これ家宝にしますね!!」

「・・・マジでやめろ。早く食えっての!溶けるぞ?」

でも・・・と渋るひろかに岩泉はため息をつく。

「飴なんてまた取ってやるから」

な?となだめて、ひろかを見るとまだ眉間にしわが寄っていた。

「先輩・・・飴ちゃんと食べますんで、今日送ってください!」

「は!?関係ねぇだろっ!」

「可愛い後輩の女の子を一人で帰らせるんですか?男としてそれはどうなんでしょう?」

岩泉はうっ。と固まり、覗き込んでくるひろかにわかった。と返した。ひろかはやった!と満面の笑みを見せて、スキップしながら、前を歩いているメンバーの元へ行った。



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