• テキストサイズ

【★ハイキュー!!★】短編集

第38章 【東峰 旭】もう一度だけ・・・



ピピピピピ

「・・・ん」

携帯の着信音が鳴った。
画面にはひろかの文字。
俺はすぐに電話を取った。

「もしもし、旭?寝てた?」

ずっと聞きたかった彼女の声に、俺は焦って寝てない!と答えると、安心したように彼女はよかった。と言った。

「ごめんね、返事遅れて。今日サークルの飲み会で携帯見れなくて…」

全然問題ない。ひろかの声が聞けるなら何時だってかまわない。そう思った。

「ひろか、俺今日さ・・・」

ずっと話したかった今日の事。
それを伝えようとした時、受話器の奥から聞こえてくる賑やかな声。その中には男の声もあった。

「おぉ~い、ひろか!次行くぞ!」

「奥下も何やってんだ~?2次会はカラオケだ~」

ひろかは受話器の向こうですみません、今行きますと答えていた。

「ごめんね、旭。何か言った?」

「・・・いや、なんでもない。それより先輩とかに呼ばれてるんじゃないのか?行って来いよ!」

そう言って俺は電話を切った。
その後、ひろかからごめんねとメールが着たけど、返信はしなかった。

/ 700ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp