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鳥になった少年の唄
第2章 再会
体育館へ入る4人の後ろについて行こうとすると、「彼」が振り向き手を差し伸べてきた。
「潮里は僕の後ろについてくるんだ」
「征ちゃん本当にその子のこと大好きなのね」
玲央と呼ばれた人が苦笑する。私も苦笑するしかない。
体育館へ入るとまず、監督に紹介された。
「監督、彼女が婚約者の小鳥遊潮里です」
「お初にお目にかかります。小鳥遊潮里と申します。本日はお忙しいなか見学を許可していただきありがとうございました」
「ああ、君がそうか。ゆっくりしていきなさい」
「恐れ入ります」
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