第2章 超能力者
俺が務めてる会社の教訓だそうだ
まぁ、俺は責任というある程度の自由を手にするために
いい子にして仕事をしてるわけだが・・・。
デ「んで、どんな任務の内容なんだ?」
ク「2日前に反政府軍が観光客5名を人質にとった。
犯人たちの要求は牢獄に入れられている仲間の解放・・・及び、超能力者殲滅戦用武器を引き渡せ、ということだ。」
デ「へー。」
反政府軍は主に超能力者がこの世にいることを嫌う連中の集まり
あいつらは超能力者に大切な者を奪われたか、なんかされて
いろいろと恨んでる
そして、頑丈な超能力者を殺せる専門の武器を、各政府は保有してるわけだが・・・・
それが本気で恐ろしい武器で、そこらへんの兵隊が使ってる
銃なんて比べ物にならないほどの威力をもってる
政府の監視下から逃れた凶悪犯の超能力者に対抗するために作られた武器だ
デ「もしや、政府は犯人たちの要求を受け入れるわけじゃねぇよな?」
ク「そこはお答えできません。」
デ「はぁ??!!」
ク「任務の詳細は受付係がお話ししますので、私からはこれ以上述べることはできません。」
デ「まてよ!
要求のんだら、犯人に武器渡す役が俺で、武器を手に取った犯人は目の前で俺を殺すだろ!?
『武器の威力を確認してやろー』なんて言っちゃってさ?!」
ク「・・・・。」
デ「お前俺を殺さないようにいるんだろ?
守れよ!」
ク「これ以上お答え出ません。」
あーきた。
クロードのお得意だんまり作戦。
こいつらサイボーグは立場悪くなったら
一切答えないんだよ
ヒントさえない
きっと俺が叫びまくっても何も反応しねぇだろうな
デ「わかったわかった!
お楽しみは本部できくよ」
ク「では、さっそく・・・」