• テキストサイズ

Dest

第2章 超能力者








「デビット、今日の朝食は有機野菜に胡麻ドレッシングを添えたサラダと、マカロニグラタンだ。」





寝ぼけた俺がベットから起き上がっては

奴がキッチンで料理をしながら話しかけてきた






灰色の長髪をポニーテールでかわいくむすんじゃって

真っ赤なホラーな機械の目をして


スーツを着てるサイボーグ








名は、クロード。




正式名称は、A級超能力者監視用サイボーグ・SADR140号クロード







・・・長ったらしくて、俺はフルネームで呼んだことはねぇ。




そんな外見がチョー悪趣味で料理なんて似合わないサイボーグが

いつも俺の朝食、昼食、晩食を作る






俺が料理できないと、そういう問題じゃねぇ。




あいつらサイボーグは俺が死ぬことを許されてない





監視用サイボーグの存在理由は

危険な超能力者を生かし、能力の乱用を防止し、24時間の行動を監視し、記録すること





そして、俺は勝手に外に歩くことも許されていない




何をするにしても、必ずクロードの許可をとる必要がある








料理をクロードが作るのは

俺が毒物を入れ、自殺しないようにするため。






おかげで俺はいろんな意味で生活が楽だ






家事は全部クロードがする








洗濯、料理、掃除・・・










だからいつも思う。





こいつ、俺の監視役なんてやめて


どっかの執事にでもなればいいのになって。






ぜってーそのほうが向いてる。









/ 17ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp