• テキストサイズ

Dest

第2章 超能力者









――――朝日が照らし

まぶしそうに目元に手をあて

ベットから起き上がる



少し寝癖がついた髪で鏡の前に立ち

歯を磨き、顔を洗う





朝食は食パンにマーガリン、目玉焼きに少量のサラダ・・・



少しものたりないなら、ヨーグルトも食べておくか。


































・・・・・・なーんて、乙女な朝が俺にはねぇ。















却下だ。

これは考えるだけでも吐き気がする









今のは俺が少女として生まれ、青春な学生生活をおくっていれば、の、話だ。









だが、現実は違う







赤い短髪に、左目を包帯で巻き、目つきのわるーい18歳の

青年がぶっちょうずらで起きるんだ




男の朝なんてそんなもんさ






女子力なんて微塵もねぇから





「ん~!
いい朝~」    なーんて、ぜってーに言わねぇし。








俺、デビット・ゲルシュタインの朝はちょー早い





早朝6時に起こされる



それも、彼女やかわいい女ならともかく・・・・






俺と同じくらいの歳のサイボーグに起こされるんだ




もう、最悪だ・・・




誰が好んで男型のサイボーグに起こされる?


俺が寝ている間、頭にチューブさして充電しながら

ずっと監視している






思い出すだけでぞっとする。



暗闇の中、奴のほうへ向けば

赤い機会の目を光らせてこっちをじーっと見つめてやがる




どこのホラー主人公だよ、俺は。








/ 17ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp