第1章 *片想い[高尾和成]/裏
「はっ、またかよ。
オレ言ってんじゃん、他の男と喋んなって」
押し倒されて頭を襲う痛みにベッドのスプリングが鳴り響いた。
和成のセックスは激しい。
というか、暴君。
日頃部活で鍛えた体力をこんなところで発揮しないでほしい。
「んっ…」
ま、キスだけで惚ける私も私なんだろうけど。
…これまた無駄に巧い、むかつくことに。
しかも。
「ひぁっ…ちょ、」
「あっれ、もう濡れてんじゃん。
自分でもわかるっしょ?」
前戯なんて知らないように、
いきなり指がナカに入ってくる。
卑猥な音を立てるソコは、濡れきっていなくても意に反して指を飲み込んでしまう。
「ふぁ…ぁ、んっ…イくぅ…」