第3章 *夏風邪[沖田総悟]
ピリリリ
携帯の着信音で目が覚めた。
風邪に邪魔されたせいで、あのあとすぐ寝てしまったらしい。
やばい。
冷静になると結構恥ずかしい。
けど、いいところだったのにな…
一人真っ赤になりながら携帯を確認すると、総悟からのメールだった。
ドクン
ドクン
心臓がうるさい。
どうしよう、変に気を使わせてたら…
…
…いつもとなんら変わらないじゃん。
ちょっと待って。
期待した私、めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど。
でも。
やっぱりメールを読んでにやけてしまう私は、
相当惚れてるか、
若しくは
相当なM、
なのかもしれない。
(風邪も案外悪くない、なんて)