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〈短編〉H×H(裏中心)

第10章 ターゲット(イルミ/吸血鬼パロ)


「…リネルまたイくの?これから俺にどうされるか…ちゃんとわかってる?」


「…はぁっ、あぁっ、………あぁ、イッ………!!…」


「…血を吸われて殺されちゃうんだよ?」


耳元でそう囁かれると殺されるとわかっていても、もうこの行為は止まらないと私の身体が声をあげていた。
私はすがるように彼の冷たい身体に抱き付いた。


「…早、くッ…早く、欲しい……っ…」


「……すぐ欲に負ける。これだから人間はダメなんだよ」


冷たくそう言い放った彼は私の濡れたソコに硬く大きくなったモノをゆっくりと挿入してきた。


「んぁっ!…はぁっ!…ッ…」


欲しかった刺激に自分の顔が大きく歪んだのがわかった。
彼のモノは身体とは違ってそんなに冷たくもなく、かといって熱くもなく 人間のソレと変わらないように思えた。
彼は私のナカでゆっくりと楽しむように動いてきて、私はそんな彼の少しも崩れないキレイな顔を見上げて彼に疑問を投げかけた。


「…ッ…欲に、負けちゃう人間とこんな事するのは、…貴方も負けなんじゃ、ないの…?」


「…わかってないの?リネルは食糧、これは味付けと一緒」


「…で、でもっ…ッ…」


「…まあ中にはすぐに人間と交配する欠陥なヤツもいるけど、混血種って言うの?」


「…貴方、は、…?」


「俺は純血」


聞かなくても答えはわかってた、こんなに完璧な美しさをもった彼に人間の血なんか入ってるわけないって。

彼は私が何かを考える事を許さぬように動きを早めてどんどん私を揺さぶってきた。
私は快感で麻痺して何も考えられなくなる前にと思って、彼に聞いた。


「あっ…はぁっ、…名前、は?…」


「…は?」


「…貴方、…名前は、あるの?」


「…聞いてどうするの?リネルはもうすぐ死ぬのに」


「…ッ…、知りたいのっ…」


その時の私は我ながらいい表情をしていたと思う、もっと彼が欲しくて欲しくて仕方なかったから。
そうしたら彼は私の耳元で囁くように教えてくれた。


「…イルミ=ゾルディック」


「…イルミ、…ッ…」


名前を教えてくれたイルミはますます私を激しく揺さぶってきた。
私はもう何も考えずにキレイなままに乱れるイルミを見ていた、もうこのまま時が止まればいいと思った。


「…イルミ、…ッ、キス…して、…」

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