第9章 お仕置き(イルミ/弟子/鬼畜/微甘)
リネルは涙に滲む視界をリセットするようにゆっくりと瞬きをした。
次の瞬間、相変わらずの無表情に針を一本構えるイルミの姿を視界に捉えて目を見開いた。
「な、?!…何、…それ、なんですか…っ…」
「……リネル、アドレナリンて知ってる?」
「え……?!…っ……」
「興奮物質、イきたいリネルにはもっとたくさん出るようにしてあげる」
リネルが単語に耳を傾けているうちに、イルミは針をリネルのこめかみにスッと突き刺した。
「…いっ、……ッ!…んっ…!!」
「…イきそうな身体にはそんなに痛くないでしょ」
次の瞬間、リネルは一気に身体中がサッと熱くなり鼓動が激しくなるのを感じた。
熱した鉄板のように熱を持つ身体とは裏腹に、下半身のソコだけはキンと凍った氷のような妙な緊張感を持っていた。
感じた事のない身体の変化に戸惑うリネルに、イルミは口を重ね舌を絡めながら言った。
「…じゃあ、ここからは、いっぱいイかせてあげる、」
「んんっ…ぁ…っ、……ッ……んーッ……んッッ…!!!!」
「…キスだけでイッたの?、淫乱だねリネルは」
「…はっ、……ッ…ッ、…だっ、て…針…ッ……」
「…アドレナリン増やしてるだけ、身体の感覚は変わってないよ」
イルミはイったばかりでまだ身体を硬直させているリネルの身体を掌でなぞりながら、太ももを撫で上げる。
それだけで身体をビクつかせるリネルの胸に顔を寄せ中心部分を強めに舐めると、再びリネルの身体がピクピクと痙攣した。
「…あ、…ああぁっ、イッ……!!!!…ッ…」
「…面白いくらいイくね、こっちは?」
「……ふあっ!!や、や………ッッ!!!…」
身体の緊張が収まる前に 長い指を熱いナカにゆっくり挿入されると、リネルは顎を仰け反らせて呼吸を乱しながらすぐに達してしまう。
イルミは容赦無くリネルに挿入した指の動きを早めると、リネルは涙を流しながら何度も身体を震わせた。
「ん、…はぁ!…ああっ、…はぁぁ…ッ!!!」
息をつく間もなく何度も何度も迫り来る快感から逃れるべくリネルは、目の前のイルミの長い髪を片手できゅっと握り締めて言った。