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〈短編〉H×H(裏中心)

第9章 お仕置き(イルミ/弟子/鬼畜/微甘)


リネルの羞恥心を煽るような事の運びではあるが、お仕置きと言う割には甘い行為にリネルは瞳を揺らした。

イルミは、そんなリネルの下着をズラすと一気に指をリネルの奥まで挿入した。



「あぁっ!…あ、ふぁっ!!……ん、…!」


「…また目閉じてる、指抜くよ?」


「や、やっ…!…あぁっ!…ッ…、」



こんな状態でやめられては身体が疼いて仕方が無い。

リネルは快感に集中すべく反射的に瞑った目を再び薄く開いた。

それを確認するとイルミは身体を起こしリネルに深くキスをしながら、指の動きを徐々に早めていった。



「あぁっ!…ん、…んぁっ!…はっ…!」


「…こんなお仕置きならまたされるのも悪くないとか思ってる?」


「やっ、…思って、なっ…!…思ってない、です…っ!」


「…リネルは考えてる事顔に出過ぎ、こんなんじゃこの世界ではすぐに殺られておしまいだよ」



どんどん早まる指の動きにリネルの顔が歪み 腰が浮き、限界が近い事を告げる。

それを見逃すはずもなくイルミはさらに動きを早めた。



「あぁっ…あっ!…ん、……んんっ、…イッ!……」


「はい、ストップ」



イく寸前の所でケロリとしたイルミの声とともに挿入されていた指があっさり引き抜かれる。

イルミは、まさかの展開に切なそうな表情を浮かべるリネルの顔を覗き込むと、愛液で濡れた指先をわざとらしくリネルの前で舐めとった。



「…え、っ、……?…」


「…お仕置きなんだから簡単にイかせるわけないでしょ」


「……っ、……ッ。……あっあっ!あぁっ!!」



イルミは一呼吸おいたリネルのナカに再び指を奥まで挿入し抽送を繰り返す。

今度は先ほどより早く限界が近付くが、また寸前で指を抜かれてしまう。

何度も寸止めをされ、さすがに苦しそうな顔をするリネルにイルミは顔を近付けて言った。



「…イきたい?」


「…ッ、…イ、……きたい…、です、」


「…どうしても?」


「…ど、どーして、…も、…」


「…わかった、そんなに言うならイかせてあげる」


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