第8章 性欲(イルミ/童貞/甘)
そんな回答に嬉しくなりリネルはイルミの唇に音を立てて軽いキスを落とす。
今度は口を耳元に寄せ、吐息まじりにそっと囁き、耳を攻め立てた。
「…ここはどうかな?」
「……ッ…くすぐったい」
「…嫌…?」
「嫌では…ない…」
「ん…イルミは肌が白くて髪もサラサラでキレイだね、お人形みたい」
「はぁ、ッ…どこが…、馬鹿にしてんの?…」
「…褒めてるの、」
リネルは口をイルミの首筋へとズラし丁寧に舐め上げてゆく。
リネルの舌の感触にイルミが時々ピクリと反応するのがわかり、その光景を見ているとたまらなく淫らな気持ちになってくるのを感じた。
「…んっ……ッ…」
「鎖骨のあたり…気持ちいいの?」
「別に」
「声、我慢しないでいいよ?」
「なんかさ、…自分の声じゃないみたいで、気持ち悪いし」
「私は好きだけどなぁ…」
「…変なの」
鎖骨を丹念に刺激していくとイルミは声を我慢しつつも、身体を時々ビクつかせたり、生唾を飲み込んだりと色々な反応を見せる。
下半身のソレもすでに大きくなり、足の間にいるリネルの太ももにあたっていた。
イルミはそっとリネルのはだけだバスローブの胸元から手を入れ胸に触れ、急な刺激にリネルはつい声をあげた。
「……あっ…!…な、何?…ッ…」
「リネルばっか、俺に触るのずるいでしょ」
「ん……!…いい…よ…もっと、触って…」
「こんな風に女の身体に触るの初めてかも。殺す時は別として」
「…ぁっ、じゃあいっぱい、触ってね…あとこれ…脱がせて…?」
「…わかった」
纏っていたバスローブを脱がせると、リネルのキレイな身体が現れた。
リネルもイルミのバスローブをゆっくり脱がし、ふたたびイルミの頬に手を添えて、深いキスを落とした。