第7章 運命(イルミ/クロロ/従姉妹/妊娠/エロなし)
「クロロさん、お医者さんなんですか?まだ中絶すると決まったわけじゃありませんので」
「医者?いや、俺は医者ではなくてな、んー…そうだな…イルミのお得意様ってとこかな?」
「え…?」
「たまたまイルミから聞いてな、女孕ませて困ってるって。そこで俺が問題解決を買って出たってわけだ」
「な…ど、どういう事ですか?!」
「……ふ、……女の腹から生まれる前の赤ん坊取り出すなんて、なかなかやらせてもらえないしなぁ」
「……はっ、…?」
「しかも腹の中にいるのはあのイルミの子供なんて、…こんな面白い事はないしな」
クロロは再びリネルのお腹を まるで自分の子供を慈しむかのような優しい手つきで撫でた。
その気持ちの悪い感触にリネルは、クロロを振り払うと相変わらず無表情のままソファに腰掛けているイルミに詰め寄った。
「イルミどういうこと?!勝手に決めないで!!絶対させない!させないから!!!」
「喚くな、うるさいな」
イルミはリネルを無視するように視線をクロロに投げて言った。
「しかしクロロがそんなに人体に興味あったとはね、知らなかった」
「まぁな、こう見えて俺は多趣味だ」
「ふぅん、ま いいや、俺も金になる方がいいし」
イルミはリネルに目線を戻して、リネルのお腹を指差して言った。
「これからクロロに出してもらうよ「それ」。今、ここで」