第5章 ミッション(若イルミ/使用人/グロ)
どんどん指の動きを早められるとリネルの中が疼きだし、迫る快感の波に目頭に力を込めた。
それを見透かすように口に含まれた部分をきつめに舌先で刺激されるとリネルは腰を浮かせて指先に力を込めた。
「あっ…あぁっあ、…んっ…や、やぁ、っ…だ、ダメ…、ダメで、すっ…!!」
「…は、……なに…」
「…あっ……私、…っ…ん、あ、あぁ、あ…イッちゃ……っ!!」
ぎゅっと目を瞑って達してしまったリネルは潤んだ目で自分の胸元のイルミを見つめた。
何度も身体は重ねているがイカせてもらう事は数える程度であったので、どうしても戸惑った顔を隠すことが出来なかった。
「結構すぐイくんだね、リネルって」
「え、……やっ…」
イルミは赤い顔をしたリネルを見上げて言った。
「…じゃ、出そうか、子宮」
言うなり再びリネルの下半身の方に身体を移動させたイルミは容赦無く拳をリネルの中に押し込んでくる。
その圧迫感に気持ちの悪い違和感を感じつつも、イッたばかりの快感で感覚が麻痺しているせいか不思議と強い痛みはなかった。
「ん、イッたおかげで回りの筋肉がだいぶ柔軟になったみたい、…んー……」
「…ぐっ……ん、…は…っ……」
宙を仰ぎ考えるような顔をしながらイルミはリネルの中に埋めた手をまさぐるようにグイグイと動かす。
その動きに内臓を押し潰されるような痛みと感触を感じ、リネルは肩を震わせ目からは恐怖による涙がこぼれた。
中で何かをぎゅうっと掴まれる言いようのない違和感と圧迫感にリネルは薄く目を開けた。
ピタリと手の動きを止めたイルミが下からリネルの顔を見ながら言った。
「…一気にいくよ、多分そっちのが痛くない」
「…ん、……は、……っ
きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ブチブチと内臓がちぎれるような音と強烈な痛みに、耳をつんざくような高い悲鳴をあげるリネルからイルミは手をぐいっと引き抜いた。
リネルは涙に濡れた顔をして、身体中を痛みに震わせながら下半身から流れ出る暖かい血液の温度を感じていた。