第5章 ミッション(若イルミ/使用人/グロ)
これから起こる恐怖と痛みを予感し、リネルは目をぎゅうっと瞑った。
下半身に触れてくるイルミのひやりとした手の感触に言いようのない嗚咽を感じて、無意識のうちに目の横から涙がこぼれるのがわかった。
カタカタと震える自分の唇を押さえつけるように、リネルは下唇を噛み締めた。
「…もうちょっと、力抜いてくんない?」
「…え、っ…う、…す、すみません…」
「こんな緊張してたら筋肉固くてうまく出せないよ」
「は、……はい」
リネルは大きく深呼吸すると、再び目を瞑り直し下半身の力を抜くよう心掛けた。
「………ッ………ぇ、?!…」
急に感じる想像と違う感触に目を開くと、前に目を向けると大きく開かれた足の間でリネルのソコに舌を這わせるイルミの姿が見えた。
「…な、……イルミ様っ、…な、何をっ…」
「リネル緊張しすぎ、まぁ1時間あるしね、じっとしててよ」
「えっ……ん、………ぁ……っ…」
いつも自分本位に行為を進めるイルミに一方的にこんなことをされるのは初めてでリネルは戸惑いに心を揺らした。
そんな事をしている場合ではないと頭ではわかっていても与えられる刺激にリネルの口からは自然と声が漏れていた。
「…んん、…っ…あ…ッ……ぁ……」
「濡れてきたね」
「やっ、……っ……ん、…」
「…そうそう、そのまま大人しくしてて」
口を寄せられたまま話されると息の感触だけで身体がピクリと反応してしまうのがわかる。
イルミは体制を起こすとリネルに覆いかぶさるようにして顔を近付けてくる。
「…気持ちいいの?」
「…っ、……は、はい…」
「…さっきまで怖がって泣いてたくせにリネルも大概だね」
イルミは愛液で濡れた口元をぺろりと舐めるとリネルのワイシャツを乱し、下着をずり上げた。
すでに十分濡れているリネルの中に指を差し込むのと同時に、リネルの胸の頂を舐め上げた。
「ふぁっ……ん、…や、…やぁ…っ…!」
「…濡れすぎ。こんな事してる場合じゃないんだよ?」
「あっ…あぁっ、ん、…わ、わかって、…ますっ…」
「リネルってほんと手かかるよね、使用人のくせに」