第5章 ミッション(若イルミ/使用人/グロ)
その後、リネルはイルミの部屋で今日の報告をしていた。
リネルの目の前のイルミは、椅子に腰掛け足組をし、指を折りながら考える様子で話していた。
「カルトの似顔絵、奥歯……
んー、レベルに差がありすぎるよね」
「はい…」
「やっぱりちゃんと3つ目聞かないとわかんないかな」
じんじん鈍い痛みと血の味が広がる口内に気付かぬフリをしながらリネルはイルミの顔をじっと見つめた。
「んー…おねだりのタイミングもわかんないしな」
今日は諦めたと言うような口調で言うイルミが立ち上がり、目の前のリネルを上から見降ろした。
イルミはリネルの顎を掴むとぐいっと上を向かせて自分の唇を押し重ねた。
「…んっ……ッ……ぁっ…!」
「うわ、血生臭…奥歯 手で抜いたの?」
「…部屋にあった、…ッ…ハサミをお借りして、っ…」
「ふぅん」
興味なさそうに言ったイルミがリネルの口の中に細長い指を入れ、口を開かせ中を覗き込んでくる。
右下の奥歯の位置にガーゼが詰められてはいるが、そこにはまだ血が滲んていた。
イルミはリネルの歯茎をなぞりながら言った。
「リネル歯並びがキレイだね」
「え…?」
「…歯、ねぇ」
「イルミ、…様…?」
イルミはリネルを見つめているのにどこか遠くを見るような瞳をしながら 再びリネルに唇を重ねると、リネルは侵入してくる舌にビクッと身体を震わせた。
イルミは一旦口を離すとそのままベッドまで移動した。
リネルは黙ってそれに着いて行く。
ベッドに腰を下ろしたイルミがリネルの腕を掴んで言った。
「してよ、ほら」
「…はい」
言われるままにその場に膝を折り、いつものようにイルミのモノを掴み口を開いた。
口を大きくて開くだけで痛みが走るが、そんな事でこの行為を逃れられるわけもなくリネルは口にイルミのモノを埋めた。
唾液を含ませながらゆっくり動きを付けていくと、イルミはリネルのさらりとした髪をすっと撫でてくる。
「ん…っ……んんっ……ッ…!…」
「…歯、痛いの?」
「んっ……ッ、…は、…少し…」
「…もうちょっと頑張ってよ」