第18章 健康診断(キャラ色々/お医者様パロ/裏なし)
【診察2】小児科:ヒソカ先生
「キミだね、外科から来たコってのは♦︎」
「はい……え?ここ小児科ですよね?!」
「キミくらいの年齢ならまだうちでも診てあげれるよ♣︎」
そうなんだ、知らなかった。
にしても全然小児科らしからぬ派手な先生だな、ボディペイント(?)なんかしてるし…
「じゃあちょっと見せてね、お口開けて♣︎」
大きく口をあける。先生は白衣のポケットからペンライト取り出すと それを使って私の口の中をチェックする。
先生の顔が真正面から近付く…目のやり場に困ってしまう。
「目泳いでるよ?」
「へ、へは…っ」
「うん、なるほどね♠︎」
先生はライトをポケットにしまうと大きな手で私の耳の後ろや顎、喉元に触れてくる。
「親知らずは今はまだ抜かなくても大丈夫、キミはまだ成長段階だし大人になってからでも遅くはないよ♣︎」
「そうですか!よかったぁー」
「それよりも甲状腺が気になるな♦︎」
「こうじょうせん?」
先生は指先で私の喉元をするりと撫でる。ついドキッとしてしまう。
「ホルモンに関係する臓器でね、キミみたいな思春期のコに少し変化が見られたりするんだよ♠︎」
「え、そうなんだ…」
「今複雑な年頃だろ、うちにはいいカウンセラーがいるから話してみなよ♣︎」
先生は問診票にメモをとる。
なんだか雰囲気も不思議な先生……聞いてみてもいいかなぁ?
「あの、先生はどうして小児科医になったんですか?」
「キミみたいな有望そうなコの病気を早期発見して治療するために決まってるだろ♦︎」
「そう、ですか……」
「将来楽しみだね♥︎」
先生は私の頭をぽんぽん撫でてくる。
ちょっと怪しいけどいい先生なのかな…?
派手な外見も子供から見たら人気なのかもしれない。