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〈短編〉H×H(裏中心)

第18章 健康診断(キャラ色々/お医者様パロ/裏なし)


【歯科検診】口腔外科:フェイタン先生



「次の人は2番へ入るね」


指定された個室へ行くとデンタル白衣を着た鋭い瞳の先生が私を迎えてくれる。


「そこに横になるね」

「はい」


マスクをかけながら言う先生。言われるままに横になる。

明るいライトがつけられて、先生が上から私の顔を覗き込む。先生お肌もツルツルでキレイ、羨ましい。

先生はますます私に近づく、頭のてっぺんにほんのり触れる先生の白衣、少し消毒液っぽい匂いがする。


「何してるか」

「え?」

「あーんするね」

「え、はい…あーん」

「言わなくていいから早く口開けるよ」

「はい、すみません…」


やだ、恥ずかしい。大きく口を開ける。
先生は歯鏡をくるくる回しながら私の歯をチェックする。こういう時って目線をどこにおいたらいいのかわからないよね…


「もっと大きく口開けるよ」


奥の方をチェックする時に口内に時折触れるゴム手袋ごしの先生の指。歯茎を撫でられるようにされるとちょっとドキドキしてしまう。


「呼吸乱れてるよ、どうしたか」

「あ、あがっ……」

「はい、終わりね」

「ありがとうございました…」


また少し緊張してしまった。先生は私から離れると指先でマスクを下へズラしながら言う。


「歯列はそんなに悪くないね、それよりも親知らずが気になるよ」

「…親知らず、ですか」

「根も深く角度も悪い、歯は骨との兼ね合いもあるし抜歯にしても手術の可能性あるよ」

「え?!手術?!」

「一応外科でも診てもらうね」


先生は問診票にサッとメモをする。私はそれを持って次の場所へ行く。


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