第16章 仮宿(ヒソカ/セフレ)
リネルの心情とは逆にヒソカの手の動きは止まらない。耳たぶに噛み付きながら、まだ濡れてもいない秘部を下着の上から強めにさすり上げる。
「挿れるよ、我慢出来ない♦︎」
「………いい加減にしてっ」
ドカッ
「……〜〜…ッ、…きみ、…さぁ…っ」
「ちょっと落ち着きなよっ」
ヒソカの股間を膝で蹴り上げる。
さすがに悲痛な顔をするヒソカが愉快に見え ついリネルの方に余裕の笑みがこぼれた。
ヒソカは痛みを噛み殺すように深い息をついてからリネルから少し離れた。急にしゅんと肩を落とすヒソカが一回り小さくどこか可愛く見えた。
「…、わかったよ…シャワーする♠︎」
「うん、そうして」
「リネルもおいで♦︎」
「ちょっと…、!?」
いつの間にかヒソカはまた楽しむような笑顔を浮かべリネルを腕を強引に引く。
そのままバスルームまで足を進めるとリネルを無理矢理浴室に連れ込んだ。
シャアアアアー
「冷たぁっ…!!やだ…っ」
「…クックックッ……♥︎」
ヒソカは面白がるように笑ながらシャワーノズルに手を伸ばすと まだお湯にもならない冷たい水をリネルに頭からかけた。
すぐに濡れた服や髪が張り付き その感触がとても不快であるし、何より身体の温度が下がる。ついヒソカを睨むように見れば 自分だけはスルスルと服を全て脱いでから後ろ手でバスルームの扉を閉めていた。
「ほら濡らして♠︎」
「んうぅ…っ…っ…」
ヒソカは リネルの頭を押さえると 軽く反応を見せるモノを口の中に入れ込んでくる。
ここまでくると もう拒めるとも思えない。
リネルは膝立ちになると、口内に触れるモノをゆるゆると舐め上げていく。すぐにそれは固く大きく形を変えてゆく。
「ククッ……使いモノにならなくなったらどうしようかと思ったよ♣︎」
「ん、はぁ…っ、…だって…」
いつの間にかシャワーの蒸気で室内は温度と湿度が上がっていた。
ヒソカは洗い場にリネルの身体を押し倒す。肌にまとわりつくリネルの下着を乱暴に剥ぎ取ると 秘部に猛る自身を押し当て、一気に腰を進めていった。