第2章 似た者同士(イルミ/妹/近親相姦)
「そろそろ、話はおしまい。動くよ?」
「…んっ……、」
「…きつ、……」
「…ッ…んっ……ぁっ…んんっ…!」
痛みに耐えるリネルの顔を見ながらイルミはなんとも言えない征服欲に支配される感覚を感じていた。
支配したくも手に入らないキルアに固執する自分と同じく、目の前で自分を懸命に受け入れているリネルもまた 自分に対して同じような感情を向けているかと思うと不思議と感情を共有出来ているような気がする。
元々高ぶっていた感情のままに、イルミはどんどん動きを早めていく。
「…リネル、…俺、イきそう」
「…え、…?!……んっ…やぁっ……ん…」
「…最後は抜くから手でして」
「やっ…!…イル兄のっ…私の中に、欲し…っ…」
「妊娠なんかされたら困るでしょ。
馬鹿な女は嫌いだよ、俺の事好きなら黙って言うこと聞いて」
「…んっ……、あっ…ぁ…ッ!…」
「…抜くよ…」
言われるままに抜かれたイルミのモノを握り、さすり上げると大きく震えたモノから白濁液がリネルのお腹の上に飛び出した。
リネルはようやく痛みから開放されたのと、終わってしまった行為の物悲しさの中で、大きく息を吐いた。
「あ、やっぱり血出たね」
「え…?!」
「ほら。まぁはじめてなら仕方ないか」
身体を起こしたイルミがリネルの下のシーツをちらりと見て言った。
リネルは身体を起こしてバスルームへ向かうイルミに声を掛けた。
「イル兄、今日ここで寝ていい?」
「やだよ、一回ヤッただけで勘違いする女って一番面倒くさいよ」
「別に勘違いしてない、イル兄とたまには一緒にいたいだけ」
行為の差中涙を流したせいか少し腫れた目元でにこりと笑みを見せるリネルに、イルミは溜息をついて言った。