第2章 似た者同士(イルミ/妹/近親相姦)
ナカで指を動かされると痛みと共に妙な快感を感じはじめる。
これは身体がイルミを求めているということなのか、イルミに対する感情から来ている感覚なのかわからぬままリネルは与えられる刺激に反応していた。
「…んっ……ぁ…、はっ……ッ…」
「ねぇリネル、そろそろ入れていい?」
「え…?」
急に言われた言葉に目を見開くと目の前には相変わらず呼吸ひとつ見出していないイルミがいる。
リネルは戸惑いつつもイルミを見つめる。
「俺そろそろ限界なんだけど」
「い、いいよ…イル兄、好きだから…」
「リネルってそれしかないの?」
「これだけあれば、十分だも………ぁ…ッ!!」
腰を掴まれイルミ自身をあてがわれ体重をかけられると、リネルの下半身に今までとは全く違う痛みが走った。
「…イルに…ッ………いっ…!」
「…まだ先だけ、頑張ってよ」
「…んっ……大丈夫、イル兄…っ…来て…?…」
「…どこで覚えてくるの、そんな誘い文句さぁ」
「…は、初めては、…ぁ…イル兄が、いい、の…」
「…男を誘うのが上手いね、リネルは。これならどこへ嫁に出しても夜は可愛がってもらえると思うし、安心だね」
「んっ…イル兄、……好き…っ…」
「はいはい」
涙を溜めて見上げてくるリネルの額にイルミは唇を押し当てた。