第12章 同化(イルミ/ストーカー/狂愛)
「ほら、触って」
「…うん」
堂々としてるけどこの人は恥ずかしくないのかな…?
そっとそれを握り直して上下に動かす。
服の上からではなく直接刺激が伝わるからか、さっきよりもどんどん反応を見せて私の手の中で大きくなる。
そうするとますます動かしやすくなるし、少し動かすスピードを早めてみた。
一応知識くらいはある、こんな感じ?
「…リネル、舐めて」
「え、…」
…言われるとは思ってたけど、想像より早かった。
ちらりとイルミを見上げると少しだけ目を細めて私を見下ろしてる。
手の動きを緩めてから、つるりとした先端部分を小さく舐めてみた。
「うわ、興奮する」
「…えっ」
「リネルが俺の舐めてる」
「…イルミが、して欲しいって、言ったんだよ…」
「うん。…もっとしてよ」
イルミはこういう時は羞恥心を煽るような意地悪な事を結構言う。
私は再び 舌先でソレを少しづつ舐めていった。
「咥えて、リネル」
「…ん…?!」
そう言うとイルミに突如頭を掴まれ、顔をソレに押し付けられる。
急な事にびっくりしてイルミを見ると イルミは私の口に指先を差し入れ口を開かせ ソレを私の口の中に押し込んできた。
「…んぅっ……ッ…ん…」
「舌使って、さっきみたいに口で動かして」
「…ん、……んんッ…」
「…ッ、……そう、上手」
イルミの小さな吐息を感じて、目線を上げると 眉を寄せるイルミと目が合った。
この顔知ってる、気持ちいいんだイルミ。
口の中でソレはますます大きさを増す。
イルミは私の頭を優しく撫でてくれた。
私は嬉しくなって、一生懸命に口と手を動かす。