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母親代理人

第7章 責任






勉強も運動も、


何回かやってみれば出来てた俺。




智兄ちゃんは、勉強や運動よりも
絵が好きでそっちのけだし


雅紀は両方得意で、
運動の方が好きみたいだし


潤や和也も、
勉強嫌いで運動もしないし。




4人はある程度、

周りから甘やかされていた。



比べて俺は…、って。



いつも俺は兄弟より、


優れてなければいけなかった。





お前は頭がいいから。
お前は運動だって出来るから



そうやって、いつも俺は

部屋に閉じ込められて
1日中、勉強漬けされた。






『テスト結果はどうだったんだ』



お酒の瓶を片手に、
父さんは空いてる手を俺に向けた




"テスト順位表を見せろ"

手を向けられたら、
その合図だ。




『…2位だと?!
お前!勉強サボったのか!!』


父さんは1位を取らないと、


俺を蹴ったり殴ったりした




ごめんなさい。
その言葉を繰り返し、叫んだ。






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