第5章 喧嘩
家に着くと、さっそく三兄弟はゲーム。
現代っ子だなあっと、
しみじみ思いつつ家事を進める。
洗濯は外に干せそうだ。
Plululu...
電話が鳴る。
掛けてきたのは[西南高等学校]
確か、潤くん達が通うとこ?
どうしたのかな?
電話に出てみると、
少し怒ったような口調で
『お母様ですかね?』
「い、いえ。代理です」
と答えた。
なんなの、優しく言えないのかな
『…まあいい、
今すぐ学校に来てくださいますか?』
「わ、分かりました!」
ガチャ、と電話切って気づいた
西南高等学校、ってどこーーー!
しまった。
今日は誰もいない!
携帯とって急いで調べて、
道とかを確認すると
「ちょっと出掛けてくるけど
電話もピンポンも出なくていいからね!」
「任せときぃ。」
ぶい、とピースサイン。
頼もしい。こういうときのお兄ちゃん。
バタバタと家を出て、
携帯見ながら高校へ急ぐ
何やらかしたんだい!