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母親代理人

第5章 喧嘩






その後、ぞろぞろ(と言っても翔くんと智くん)と
リビングへ起きてきた。


相変わらず和也くんは寝てるんだな。



潤くんは、、、





いっか。(おい)




「祐也〜!さっきはキレてごめんなぁ〜」




ぱっちり目を覚ました隆平くんが、
まだ少ししゃっくり上げながら泣く祐也くんに


トコトコ駆け寄って謝った。



「....グズ...」


「そんな泣かんといてやぁ。
 兄ちゃんが悪かってんて〜!」



焦る兄。



「....もぉ....りゅうへい兄ちゃん...きらいっ」



「がーんっ」



効果音、自分で言うか。



ムンクの叫びみたいな顔をする隆平くんは、
だんだんと涙目に変わっていく。



終いには「...やって、うっさかったもんっ....」


って泣きながら近くにいた翔くんに抱きつく





「え、え、なになに?」




ネクタイ締めていた翔くんが、
バランス崩しそうになって揺れる



「あんなーっ....、祐也がなぁ...
 俺のこと嫌いやねんて....
 ...生きていかれへん....」



中2なのに、なんか可愛いな。


翔くんは足にしがみつかれ、
動けずに「いや、動けなっ....あの、」と

一人でもがいていた。




「ご飯食べようよ隆平くん」


「....俺、忠義やないねんで
 ご、ご飯なんかに釣られるわけっ....」




と言いつつも、椅子に着席する隆平くん




「は、はよ食べよ」




翔くんも智くんもケラケラ笑いながら
椅子に座った。


祐也くんは相変わらず拗ねてる。




 
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