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母親代理人

第4章 初対面





「実はね、、、」



今いる2人に訳を話した。





とある母親が幼児虐待の罪で逮捕された


彼女は何もしてないと無実を言い張った為
大事にも裁判にまで発展した



そのため、残された3人の兄弟を
とある事務所へ預けられた


その子の名前は、
長男、隆平
次男、忠義
三男、祐也



里親を探しているが、
3人まとめて、という条件からか
なかなか見つからない。



「しばらく私が預かって面倒見るの
 我慢してね?イヤだろうけど…」



お父さんに会えないんだって、



祐也くんの一言が、
なんだかズキっと胸を痛ませる。


「お世話になります。」

「よろしくお願いします」

「……まぁす....」



ビクビク怯える祐也くんと、
ちょっと不機嫌な忠義くん

それから真面目な顔の隆平くん






「分かった。
 仕方ないよ、」

「そうですね。どうにかなることでもないし」





そう言い、
和也くんは隆平くんの頭を撫でた




隆平くんはびっくりしたようで、
反応にあたふた焦っていた。



「兄ちゃんだもんな、
 あんま無理すんなよ。壊れるから」



ポンポンと撫でると、
隆平くんは涙を必死に堪え頷いた。







「お姉ちゃん、ぼくお姉ちゃん好きだよ」


祐也くんがにへっと笑い
頬を赤らめ言った


「ありがとう。
 俺らの面倒見てくれて」



好きやで、と



忠義くんと祐也くんは抱きついてきた。




ギュッと込められた力が
なんだか嬉しかった。






 
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