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母親代理人

第3章 三人兄弟






とりあえず、午前中は家事で終わりそう


洗濯物やお掃除なんて溜まってるだろうし
お風呂もシャワーばかりみたい



やる気満々で腕まくりすると、
携帯が鳴り始める。




相手は事務所の所長、晴実さん。




『もしもし〜?ちゃんかい?』

「はい。どうされました?」

『依頼中に悪いんだけれど…
 頼みたい子が居るんだよ。』




晴実さんは申し訳なさそうに言った。




『実は育児放棄されて、施設にも入れず
 引き取り手を探してる男の子が居るんだよ
 母親は裁判中だし親戚は絶縁。
 他の子は手いっぱいでね....』


「大丈夫です。面倒見ますよ」


『本当かい?すまないねぇ
 ことが終わり次第、また連絡するよ
 その子、事務所に居るから
 お迎え頼めるかい?』


「分かりました」




育児放棄か…。



しかも親戚とは絶縁なんて、
その子、かわいそう。


きっと寂しいだろうに。



「先に事務所に行こうっと」



鍵は智くんから預かってるし。




それにしても、
男の子ってどんな子なんだろう…?








 
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