第3章 三人兄弟
あまりにも遅いから、
一応、どうかなって見に行ってみる
どうやら三つ子は同じ部屋らしい。
『痛いよぉお、潤くん!
起きる!起きるから叩くなぁあ〜…』
『二度寝なんかするからだからな』
『朝っぱらからうるさいんですけどー
もう少し寝かせなさいよ』
『…和也も起きろっつってんだろ!!!』
2人に手こずっているらしい。
だったら後の2人は私が起こそう!
部屋には名前の書かれたプレート
下げてるらしいから分かり易いんだよね
コンコン ガチャ...
まず初めに智くん。
あの子、起きるのかな
いつも眠そうなんだけど...
「智くん!起きて!」
「....んん、?」
もそもそと起き上がると、
可愛くニコッと笑って
「...まだ眠いニャァ....」
とか言って眠った。
か、可愛すぎる!!
でも負けじと揺すって起こす。
「だ、だめ!潤くんに怒られるよ!」
「....zzZ」
「ご飯抜きにするよ」
「起きました」
智くんは少しふてくされ気味。
朝はどうやら苦手みたい
次に翔くん。
コンコン ガチャ...
入ると暗闇に人影、
お、お化け!?
....うそです、翔くんはきちんと起きてました
「おはよぉ....、眠いねぇ....」
まだ完全に起きていないのに、
制服に着替えながらお話する翔くん
「....ホントは5分寝たいけどねぇ...
潤がねぇ....怒る...からねぇ....zzZ」
立ったまま寝たーーっ!!
「あ、危ないよ!起きてーっ!」
「…んぁっ!!?」
「おはよう、翔くん」
「おはよう。覚醒しました」
みんな寝起きが可愛いな。
なんて思いながら部屋を出ると、
三つ子の部屋は未だに騒がしい
『さっさと起きろ馬鹿!』
『…やぁだー....』
『モゾモゾ…寝かせてください…』
『こらぁぁあああっ!!!』
相変わらず格闘してる、潤くん....
ガチャ
「そろそろ起きてー、
朝ごはん冷めちゃうよー?」
「「はぁい、起きまーす!」」
「貴様らァっ…!!!」
朝ごはんに釣られちゃう人多いな。